
瀉血、月桃加工食品(JIPNAG Ginger®)、ビタミンC、オメガ3系不飽和脂肪酸(魚油、フラックスシードオイル、エゴマオイル)、ビタミンB6、ビタミンB1 2、ビタミンB2、ビタミンE、ビタミンK、ルチン、ルンブロキナーゼ
これらのサプリメントはあくまで一般化したもので、個々の症状によって違ってきます。したがって、これらのサプリメントを摂られる前に、Dr.牧瀬にメイルを送り(dr@drmakise.com)、量や種類をきいてください。粗悪な製品のサプリメントの摂取、摂取不足、過剰摂取はかえって身体に悪影響をおよぼし、完治を妨げる結果になることが多々あります。
これらのサプリメントの詳しい解説は、次の脳卒中のところにまとめて述べます。なぜなら、心臓に関しても脳に関しても、基本は血管ですから。
心臓の手術の中で最も頻繁に行われるのが、バイパス手術です。医者から、「そろそろ、バイパス
手術ですね」と言われない前に、以上のサプリメントをとって、予防しましょう。
先に、脂質異常症のところで述べたように、総コレステロールや中性脂肪そのものは、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞などとは何の関係もありません。平成15年7月16日の朝日新聞に載っていた記事を引用します。
『梗塞の発症とは無関係:血液中の総コレステロールの値は心筋梗塞(こうそく)を発症する危険性とほとんど関係がないとの調査結果を、青森県立保健大の嵯峨井勝教授(環境保健学)らが15日、東京都内で開かれた日本動脈硬化学会で発表した。関係するのは血圧や「善玉」と言われるHDLコレステロールの値だった。嵯峨井教授は「総コレステロールより血圧に注意し禁煙と運動で善玉コレステロールを増やすべきだ」と訴えている。同学会は、血液1デシリットル中の総コレステロールが220ミリグラム以上を「高コレステロール血症」と定め、心筋梗塞の可能性が高まるとして、喫煙者や45歳以上の男性、55歳以上の女性は220未満に抑えるべきだとの指針を発表している。220以上は全国で2300万人と推定されるが、今回の調査は指針に疑問を呈する形となった。嵯峨井教授らは、04年度に青森県内で健康診断を受けた40歳以上の男女1491人について、総コレステロール値やHDL、血圧、年齢、性別、喫煙の有無を調査。全国の男女5万人を6年間追跡して心筋梗塞の発症率を調べた別の調査と比較した。総コレステロールが260程度でも、大半の人の発症率は1%未満にとどまった。180程度でも、喫煙などの影響で同約5%に達する人もおり、総コレステロール値と心筋梗塞の発症率にはほとんど関係がなかった。』
このような研究はこれだけではありません。次から次へと、総コレステロール値と心筋梗塞の発症率は無関係であるというエビデンスは出てきています。ここでは、むしろ善玉コレステロールを増やすべきだと主張しているくらいで、コレステロールをむやみに下げると、善玉も下がってきます。つまり、総コレステロールや中性脂肪をはかるだけでは正確な情報は得られないのです。
そこで、どのような検査が望まれるか、下記に簡単に列挙します。
《アスピリンはおよしなさい》
すでに狭心症や心筋梗塞をおこした人たちや、その危険性をもっている人たちに対する代表的な処方は、冠動脈拡張
薬+降圧剤+抗高脂血症剤+抗血栓剤+胃粘膜保護剤、それと緊急時のためのニトログリセリンなどの硝酸薬です。
たいていの患者さんは、このように3つも4つも、薬を重ねて処方されています。そのため、ほとんどの患者さんは、「物
忘れがひどくなった」、「精力がなくなった」、「疲れやすくなった」、「筋肉が痛む」、「湿疹ができやすくなった」、「朝、とて
もおきづらくなった」、「口内に異常な感じがでてきた」、「不整脈がでてきた」などと訴えられます。これは当たり前の話
なのですが、こういう副作用が、自分が予防のために服用している医薬品によって生じていることに気づいていない人
がけっこういることに驚かされます。最後の硝酸薬以外は、すべてビタミン、ミネラル、ハーブで代替できます。しかも、
不愉快な副作用なしにです。
これらの医薬品の中で、だんとつに多いのがアスピリンです。
しかし、ここで注意しなければいけないのは、一度、狭心症や心筋梗塞を起こした人には、アスピリン摂取は確かに再発予防効果があるものの、いまだにそういった症状を何も起こしていない人たちにどれだけの予防効果があるかというの正確にはわかっていないということです。
おそらく、アスピリンをとる人と、とらない人とでは、年間、わずか0.1~0.2%ほどしか、アスピリンをとっている人の方が狭心症や心筋梗塞にかかる率が少ないだけであるということなのです。
しかも、女性にはアスピリンほとんど予防効果がないとう研究もあります。
また、およそ四人に一人はアスピリンに耐性ができて効果が得られないともいわれています。しかも、いったいどの程度のアスピリンが毎日必要か、いまだに明確な基準がなく、本当のところ誰もわかっていないのです。
そして、アスピリンには、消化管潰瘍・出血、耳鳴り、めまい、人によってはアスピリン喘息をおこすことがあります。アスピリンをとるには、こういう副作用を上回る効果がなければいけません。しかし、それが実に曖昧なのです。
31の、アスピリンの冠動脈疾患に対する効果の研究(計19万人)のメタアナリシスによると、普通の大人用の330mg
をとっても、100mgとった場合と変わりはないという結論がでています。
したがって、もしあなたがアスピリンを処方されているなら、一錠に何ミリグラム含まれているか医者にたずねてください。多くとりすぎると、副作用がひどくなり、かつアスピリン・ジレンマという言葉でよく表現されるのですが、かえって効果がなくなるのです。
またアスピリンとして市販されている商品名「バファリン」には、いろんな種類があり、特に「小児用バファリン」の主成分はアセトアミノフェンであり、アスピリン(アセチルサリチル酸)ではありません。
したがって、血栓・塞栓形成の抑制には何の効果もありません。ただし、病院からだされる小児用バファリンの主成分はアセチルサルチル酸ですの効果があります。このへんのところを混同しないようにしてください。
ちなみに、アスピリンはピリンと後がなっていますが、ピリン系の薬剤ではありません。これも混同しないでください。
また、特に消化器に対する副作用を防ぐために、セルベックスなどの胃粘膜保護剤といっしょにアスピリン処方されていることが日本では多いのです。しかし、セルベックスは合成ケイ酸アルミニウムで、何年も服用を続けるのは決して賢明な策ではありません。アルツハイマー病の原因の一つに、アルミニウムの蓄積があるのではないかと疑われています。
アスピリン、そしてその副作用を取るために、セルベックス、そして、またセルベックスによるアルミニウム蓄積を防ぐために、他の薬。そして、その薬の副作用を取るために、さらに薬を重ねるというのが、現代医学なのです。
永遠にいたちごっこを繰り返し、患者は薬漬けになってしまい、挙句のはてに、症状はもっと悪化するのです。一度、単なる水虫のために20種類の薬をのんでいた患者を診たことがあります!
アスピリンはおよしなさい。アメリカでは、アスピリンの副作用である、消化管出血で毎年1万9千人も死んでいます。高血圧に対するサプリメントをうまく組み合わし、ホモシステインという悪性のアミノ酸を少なくするビタミン類や、血管拡張を促すハーブ類などで対処すべきなのです。
*もし、あなたの主治医がアスピリンを処方しているなら、「AspirinWorks」(AspirinとWorksの間にはスペースはなく、続
いています。これは商品名です)というテストを知っているかどうかきいてください。
このテストは最近、アメリカのFDAでも承認された新しい検査キットです。これによって、アスピリンが実際にどのていどあなたに役にたっているか検査できます。
もし、このキットの名前も知らないような医者なら、それはまったくの勉強不足で、あなたの寿命を縮めてしまいます。
今のところ日本には入ってきていませんが、常に新しい情報を獲得する意欲のある医者であれば、当然知っておかねばならない検査キットです。
尿でわかる簡単な検査です。11デハイドロトロンボキサンB2(11-dehydrothromboxane B2)という、トロンボキサンthromboxaneが代謝されてできる最終の物質を尿で判断するのです。
トロンボキサンとは血小板でつくられる、アラキドン酸から代謝されるエイコサノイドの一種で、細動脈収縮作用、血小板凝集作用を示します。トロンボキサンそのものはかることはできないので、尿中に排泄される、その代謝最終物質ではかるのです。
もし、11デハイドロトロンボキサンB2が多ければ、トロンボキサンも多いことを示し、それはあなたが服用しているアスピリンの量が十分でないことを示します。
しかし、すでに大量に服用しているのに、高い数値を示すのであれば、それはアスピリンに耐性ができてしまったということで(アメリカ人の場合、25%は耐性を示します)、引き続きアスピリンをとることは無駄であるばかりでなく、むしろ副作用の危険を増大するだけであり、やめるべきであるということを意味します。
アスピリンを処方されている人は、ぜひ受けたい検査です。今のところ、日本では受けられません。もっと詳しく知りたい人は、http://www.aspirinworks.com/ にアクセスしてください。
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