MCP:ミカンの芯

 

 これは"Modified Citrus Pectin"の三つの頭文字をとったものです。「調整した柑橘類のペクチン」ということですが、ペクチンとは植物の細胞壁に多く含まれる多糖類の一種で、増粘安定剤として食品添加物によく使われます。いいかえれば、非常に安全な物質なのです。このペクチンの分子量を小さくして(つまり、調整して)、腸から吸収されやすくしたものをMCPとよび、サプリメントとして販売されています。普通はパウダーのかたちですが、それをカプセルにつめたものも見かけます。

 さまざまな効能がありますが、心・血管系に関しては、ガレクチン-3( Galectin-3)の働きを阻害し、血管のしなやかさをたもつ働きをします。ガレクチンとは、レクチン(糖に結合活性を示すタンパク質)の一種で、ガレクチン-3が過剰に働くと、血管壁の結合組織のタイプ1コラーゲンを必要以上に増殖させ、血管を硬くします。血管が硬ければ、血圧は上昇します。高血圧を予防するには、子供の血管のような柔軟さが望ましいのです。

 MCPは他に、NK細胞を増やしたり、ガレクチン-3( Galectin-3)の働きを阻害することによる癌細胞の転移を遅くしたりする作用が認められています。

 5~15 g/日の摂取が適量です。植物線維の一種ですから、他のサプリメントとは3時間あけて摂ってください。しかし、このサプリメントは摂ってすぐに血圧が下がるというようなものではありません。気長にお摂りになってください。

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