イチョウの歴史は古く、2憶7千万年前の化石があります。これに含まれているバイオフラボノイドの一種であるギンゴフラボン配糖体とテルペンのギンゴライドが微細な血管の血流を改善してくれます。ほそい血管や毛細血管などを丈夫にし、そこに血液が流れやすくなりますから、高血圧対策には必要です。また、体のすみずみまで、サプリメントに含まれている機能性関与成分をいきわたらせてくれます。ドイツでは医薬品あつかいになっています。

しかし、アスピリンとは併用しないほうが無難です。併用すると、血の流れがよくなりすぎて脳出血や眼底出血をおこすことがまれにあることが報告されています。 同じ理屈で、脳の血液循環が良くなりすぎますので、就寝前に摂ると、不眠をきたす恐れがあります。

粗悪なイチョウの葉エキスのサプリメントには、ギンコール酸が残っている場合があり、湿疹やアレルギー反応がおこすことがあります。 もちろん、ふつうのイチョウの葉エキスのサプリメントは、ギンコール酸を除去してつくってあります。

しかし、イチョウの葉による接触性皮膚炎をおこしたことがある人は、このサプリメントを避けたほうが無難かもしれません。どんなに良質のイチョウの葉エキスでも、きわめてわずかにギンコール酸が残っている可能性は否定できず、もし、イチョウの葉エキスで急に痒みが増してきたというようなことがあれば当然、摂らないでください。もっとも、こういうことはめったに起こりません。

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