
耳鳴りはエジプトのパピルスにも記載されているほど古い症状です。
ですから、数多くの伝承医学がそれに対処してきました。しかし、当たり前のことですが、まず耳鼻咽喉科に行き、メニエール症候群、聴神経腫瘍、高血圧、ゲンタマイシンなどの副作用の有無をチェックしてください。
もっとも、かなりの耳鳴りの原因は不明です。完全に心因性のものでなければ、内耳のうずまき管のリンパ液、聴神経、まわりの血液循環などの何らかの異常が関与していると考えられますが、医薬品だけではけっこう難治です。
そこでハーブ、ビタミン、ミネラルが大変に役立ちます。
内耳のうずまき管には、ちょうど網膜のように、亜鉛が他の場所より高濃度に見出され、このミネラルが重要な役目を担っていると推測されています。したがって、亜鉛を補い、また銅も亜鉛の10分の1か15分の1で足し、さらにハーブやビタミンB群なども追加します。
最近TRT(Tinnitus Retraining Therapy:耳鳴り順応療法)という治療法が日本でも受けられるようになりました。
この治療の基本的なコンセプトは、耳鳴りを消すのではなく、耳鳴りを、冷蔵庫やクーラーのファンの音が気にならないように、意識しないものにしてしまおうということです。非常に優れた療法ですので、試されたらいいでしょう。
インターネットで「TRT療法」を検索されれば、どこの病院が行っているかも見つけられます。ビタミン、ハーブ、ミネラルなどのサプリメント療法と併用されるといいでしょう。