登校拒否は社会の病気であり、小児科や心療内科が扱うべきではありません。十中八九、薬漬けにされ、かえって事態は悪化します。しかし、身体的な理由で学校に行くのがつらくなることがあります。それは医者が手助けできます。

その一つに起立性調節障害(orthostatic dysregulation:略してOD)があります。立ち上がったときに、脳や体への血流が低下して、立ちくらみ、頭痛、倦怠感、腹痛、食欲不振、ひどい場合は失神発作などさまざまの症状を呈します。

自律神経の機能がうまく働かないのです。特に朝がつらく、夕方になるにつれて元気になり、そして夜更かしになってしまい、今度はそのためにも朝が起きづらいという悪循環をきたします。

午前中が特につらいために、学校に行くのが億劫になり、不登校となります。親としては、単に怠けているか、根性が足りないというふうにしか見えないのです。しかし、子供は本当につらいのです。

こういう場合、親の叱咤激励はかえって逆効果です。ODか、単に怠けなのかは、時として小児科医でも難しいくらいです。

ですから、専門家に診てもらうのが最も近道で正確です。しかし、なかなかこのODという疾患をまともにとらえている医者がいません。次のサイトを開けてください。⇒http://www.inphs-od.com/

ODと診断された場合、重症であれば、ミドドリンなどの医薬品が使われます。血圧を上げる薬です。

うまく使われれば安全な薬なので、医者の指示にしたがってください(医薬品なので、私が一度でも診察しなければ処方できませんので、私のサイトからはおだしできませんので、悪しからずご了承ねがいます)。しかし、それほどひどくないODであれば、血圧を上げるハーブ類で改善が可能な場合もあります。

次が、甲状腺機能低下症です。これについては、このサイトのほかのところに詳しく書いていますから、そこを参考にしてください。特に、小さいときから豆乳を多く飲んできた子供は注意しなければいけません。大豆の過剰摂取は甲状腺機能低下を引き起こします。

最近、これという理由もなく成績が下がってきた、手足が非常に冷たくなってきた、ずんぐりとふとってきた、ということがあれば、いちおう甲状腺機能の低下も考慮に入れたほうがいいでしょう。特の女の子に多いのですが、男の子にもありえます。

そして、うつ病です。これは北海道のことですが、小学校4年生~中学1年生で、うつ病と躁うつ病の有病率が4.2%、中学1年生にかぎると10.7%という驚くべき調査があります。アンケート調査でなく、医師たちが面接した結果ですから、かなり信憑性が高いと考えられます。

そこで、抗うつ剤となるのですが、特に子供の場合、SSRIなど(デプレッションのところを参照)は大人の場合より自殺率が高まります。極力避けなければいけません。

しかし、それにもかかわらず登校拒否の子供(とくに中学校3年生から高校生)は、よく抗うつ剤を使用しています。また、日中、体を動かさないので、どうしても夜、床についても眠れません。そこで、睡眠剤も処方されます。

そして、学校に行かないものですから、朝の起床が遅くなり、午前10時、11時、さらに午後1時、2時となり、しだいに昼夜が逆転していき、就寝が午前4時や5時という異常な生活習慣が身についてしまうのです。

こういう生活を続けていくと、うつは治るどころか、かえってひどくなっていき、ますます学校が遠のいていきます。

そこで、さらに別の抗うつ剤が加えられ、さらに睡眠のパターンが狂い、さらに睡眠剤が投与され、救いがたい悪循環に落ち込み、体力的にも気力的にもとても学校に行けなくなってしまうのです。

10代から抗うつ剤と睡眠剤の薬漬けにし、子供を廃人にする。これが現代医学なのです。

少なくとも「登校拒否」そのものは子供を廃人にはしません。抗うつ剤と睡眠薬が子供たちをダメにするのです。たしかに、薬が必要な深刻なうつ病は存在します。しかし、ごくまれです。よほどのことがないかぎり抗うつ剤に手を出してはいけません。

学校に行かなくても日中は起きて、少しでも体を動かさねば、夜に眠れません。ところが、抗うつ剤を服用すると、体を動かすことがしばしば億劫になってしまいます。そこで不眠。そして、睡眠薬に頼って、昼夜逆転となってしまうのです。抗うつ剤は一種の悪性の罠なのです。

フラックスシード・オイルに多く含まれるオメガ3の不飽和脂肪酸、ビタミンB、ビタミンC(これは副腎皮質の束状帯に多く含まれ、抗ストレスホルモンであるコーチゾンの分泌を高めます)、それに胃酸に溶けないようにコーティングされたラクトフェリン(これは脳の快楽物質を自然に促します)はまったく副作用なしに、子供たちの生きる意欲を増してくれます。

これらを十分に補うことによって、登校できるようになった子供たちが数人います。

それから、身体醜形障害(Body Dysmorphic Disorder :BDD)。自分の容貌が非常に醜いと思い込み、引きこもりになるのです。普通以上に、容姿はいい場合が多いのですが、アトピー性皮膚炎やニキビが原因になることもあります。

特にアトピー性皮膚炎の場合、ステロイド軟膏を使うのは危ないという誤った情報に惑わされて、簡単に治るものを治さないでいることがあるのです。そういう、引きこもりの若いアトピー性皮膚炎患者さんをけっこう診ました。

治療は実に簡単です。一ヶ月足らずで、学校に行くようになります。「アトピー性皮膚炎」のところを参照してください。しかし、ほんとうの身体醜形障害は専門医に相談してください。

あなたが悩む次の疾病に、医薬品と違って副作用が圧倒的に少なく、しかも医薬品と同等か、あるいはより効果的な、ビタミン、ミネラル、ハーブなど、安全で自然な数種類のサプリメントと摂取量を、常に患者さんの症状にフィードバックしながらパーソナルに処方をします。したがって、改善状態に応じて、2~3ヶ月に一度、処方を変えたり、量の増減を行います。