前立腺がん

がんのなかでも最もサプリメントで治しやすいがんです。それなのに、極端な場合、睾丸切除というようなとんでもない手術がまかり通っています。

最も、新しい知見を書きます。それは、男性ホルモンであるテストステロンは決して前立腺肥大症や前立腺癌の原因ではないということです。

1941年、つまり今から66年も前にチャールズ・ハギンスというカナダ人医師が、前立腺癌の治療に睾丸切除によって(したがってテストステロンの産生が止まる)を行い、わずかにいい結果を得たことにより、テストステロンが悪者にされてしまったのです。

実のところ、去勢をしても、生存率には何ら変化がないどころか、うつ、認知症、心・血管系の病気などが、逆に増えてしまうのです。

テストステロンが原因でないことは、最もテストステロンの多い青年時代に、前立腺肥大症や前立腺癌が皆無に近いことを考えると、これは当然のことなのですが。

それよりも、むしろ女性ホルモンの一種であるエストラジオールの過剰とテストステロンの不足、つまり性ホルモンのアンバランスが重要な問題なのです。しかし、いったん確立してしまった間違いは、66年後の今でさえ、保守的な医学界を支配しているのです。

それと、5-LOX(5-lipoxynase)という酵素です。この酵素は、過剰なアラキドン酸を除去するために使われるのですが、この酵素は前立腺癌の増殖を刺激します。

またこの酵素によって、アラキドン酸は5-HETE(5-hydroxyeicosatetraenoic acid)という脂肪酸に変換されます。そして、この脂肪酸は癌細胞のアポトーシス(自然死)を阻害するのです。

前立腺癌の組織には正常な前立腺組織の6倍もの5-LOXが存在し、5-HETEは2.2倍も多く存在するのです。

この前立腺がんの元凶の一つである5-LOXを多く産生させないためには、アラキドン酸のもとになるオメガ6系統の不飽和脂肪酸を多く含む紅花油(サフラー油)、サンフラー油、ナタネ油などの植物油、それに獣肉をできるだけひかえることです。

夜間頻尿、残尿感、排尿困難などで泌尿器科を受診して、前立腺がんと診断された場合、日本の一般的な病院では、手術、ホルモン療法、化学療法、放射線療法の四つのうち一つが採用されます。泌尿器科医は外科医ですから、手術をすすめることが最も多いのです。

外科医という人種は、常にメスを振り回したい人たちなのです。何か適当な理由を見つけて手術をするのです。しかし、注意してください。どんな形の手術でも、勃起障害や尿失禁の後遺症がおこることがあります。


術後の勃起障害の発生率:

経尿道的前立腺切除術(TURP) 13.6%

経尿道的前立腺切開術(TUIP)  11.7%

開腹前立腺摘出術         16~32%

現在日本で行われている一般的な手術はこの三つです。おわかりのように、最低10人に1人、運が悪ければ3人に1人が、術後、インポテンスになるのです。経尿道的前立腺切除術は、入院日数も短くてすむ標準的手術で、日本で最も盛んに行われています。

しかし、術後、「尿もれ」つまり尿失禁をおこすことがしばしばあるのです。程度にもよりますが、最悪の場合は、生涯オシメが必要となります。

しかし、こんな危険な手術をする必要は、がんが尿道を完全にふさぐほど大きくなってしまったときに行えばいいのです。

また、ホルモン療法とは聞こえはいいのですが、ホルモンによる去勢ですから、治療を行っている間は100%インポテンスになります。そして、この治療は、初めに述べた最新の見地からいうとナンセンスなのです。

そんなことをするより、ビタミン、ミネラル、ハーブなどのサプリメントで十分に治せるのです。仮に、治せなくても、がんと共存できるのです。「男は前立腺がんで死ぬのではなく、前立腺がんと共に死ぬのです」といわれています。

これは、特殊なタイプ以外、前立腺がんの成長速度が非常に遅いことを意味します。80歳を過ぎた男性を解剖してみると、5割の男性は前立腺がんをすでに持っているのです。

ただ、がんの成長がきわめて遅いため、排尿困難などの症状が出る前に死んでしまうのです。それをPETなどで小さいがんが見つけられたということで、早速手術しましょうというのは、愚の骨頂です。

男性諸君、40代や50代でインポテンスやオムツをはく状態に追い込む手術を受けてはいけないのです!

詳しい経過をお知らせください。それを検討したうえで適切なサプリメントを処方します。

あなたが悩む次の疾病に、医薬品と違って副作用が圧倒的に少なく、しかも医薬品と同等か、あるいはより効果的な、ビタミン、ミネラル、ハーブなど、安全で自然な数種類のサプリメントと摂取量を、常に患者さんの症状にフィードバックしながらパーソナルに処方をします。したがって、改善状態に応じて、2~3ヶ月に一度、処方を変えたり、量の増減を行います。