JIPANG Kokoro®、腸溶性ラクトフェリン、セディトール、ビタミンD、GABA、メラトニン、プロゲステロン・クリーム
これらのサプリメントはあくまで一般化したもので、個々の症状によって違ってきます。したがって、これらのサプリメントを摂られる前に、Dr.牧瀬にメイルを送り(dr@drmakise.com)、量や種類をきいてください。粗悪な製品のサプリメントの摂取、摂取不足、過剰摂取はかえって身体に悪影響をおよぼし、完治を妨げる結果になることが多々あります。
不眠症は確かにつらいものです。
そして、抗うつ剤と併用されていることも多いのです(うつ病のところを参照)。さまざまな睡眠誘導剤が出回っています。
しかし、実際のところ、どこまでこういった薬が必要かはなはだ疑問です。半ば、これも抗うつ剤と同じように、心理的依存症をおこしている人が多いのです
腸溶性ラクトフェリンやメラトニンや鎮静作用のあるハーブ類の組み合わせと、日中の運動量を増やすだけでも、かなり効果があります。是非、徐々に睡眠薬から離脱してください。
また、一度、ビタミンD+GABA(γ-アミノ酪酸)+ホエイの組み合わせを試されてもいいでしょう。
ホエイ(whey乳しょう)とは、牛乳から脂肪分やカゼインを取り除いた水溶液のことです。その成分をパウダーにしたものが売られていまし。ここに含まれているトリプトファンが、不眠の場合、効果があるのです。
しかし、トリプトファンそのものをサプリメントからとるのはすすめません。
しかし、このサイトをご覧になるような人には、何をやっても眠れないという方もずいぶんおられるはずです。
それは、熟知しております。だてに30年医者をやっているわけではありません。中にはやけくそになって、20錠も睡眠薬をのんで、今度は30時間昏睡してしまい、左腕を体の下にして寝ていたので、起きると、左腕に血液が流れておらず真っ黒い色をして完全に麻痺をきたし、救急車で運ばれた患者さんもいます。
- JIPANG Kokoro®
もともと、外国人、特にアメリカ人を対象にしてつくったので、ローマ字の名前になっています。
このサプリメントはクワンソウと月桃の二つの自然なハーブのミックスです。クワンソウはアキノワスレグサとも呼ばれる、ユリ科ワスレグサ属の多年草の一種です。英語ではDaylilyと呼ばれていますが、それは花が一日しか咲かないので(実際には二、三日)、この名前がつけられたということです。ワスレナグサと混同されやすいのですが、まったく別の植物です。今日、ワスレグサは世界中で栽培されいますが、このサプリメントは沖縄に自生するクワンソウを使っています。
昔から沖縄では、クワンソウの葉を煎じてお茶として飲んだり、根は味噌汁や炒めものに使われてきました。沖縄の人々は太平洋戦争時、不安を休めるためにもしばしば愛飲しました。
クワンソウはメラトニンの分泌を促し、深い眠りを誘ってくれます。被験者17人という小規模な治験ですが、クワンソウの乾燥した葉を2週間、夜間に摂ってもらうと12人(70.5%)の被験者に、メラトニンの著明な増量が観察されました。
- 腸溶性ラクトフェリン 400~1200mg
泣いていた赤ちゃんがお母さんから母乳を与えられると、心地よさそうに眠る光景は、どこでも見られます。満腹感もあるのですが、もっと本質的には、ラクトフェリンが内因性のオピオイド(モルヒネ様物質)を増やし、多幸感を生むからなのです。
つまり、幸せで安らかなる眠りを誘導するのです。
注意してほしいのは、ラクトフェリンは必ず腸溶性でなくてはいけないということです。ラクトフェリン入りのヨーグルトなど何の役にも立ちません。もし、腸溶性ラクトフェリンが探し出せなければ、私の沖縄の研究所で販売している「ドクターズ・メガラクトフェリン」がいいでしょう。098-963-8871、で聞いてください。
非常に神経が高ぶり、眠りにつけそうもないときなど、私は腸溶性ラクトフェリンを800mg、それにビタミンB群(特にB6が50mg含まれているもの)、メラトニンを2mg服用します。
例外なく、深い睡眠ができます。しかし、本格的な不眠症を患っている人は、この処方くらいでは眠れないかもしれません。その場合、以下の処方も試してください。
- セディトール 300mg 就寝前30分に
これは、抗ストレス、抗不安薬を開発中に、不眠に著効を示すことが偶然に発見されたサプリメントです。ちょうど、バイアグラが降圧剤のために研究されていたのが、EDに効くとわかったようなものです。
主成分は漢方薬で伝統的に使われていたコウボクとナツメの一種です。
慢性的な不眠は、視床下部―脳下垂体―副腎(hypothalamic-pituitary-adrenal axis:HPA axis)系という昼夜のホルモン分泌のメカニズムに、たいへん作用されることが研究されだしたのは、意外と最近のことなのです。
少なくとも私が知っているのは、2001年に、Sleep Research and Treatment Center、 Department of Psychiatry、Pennsylvania State University College of MedicineのVgontzas A., Bixler EたちがThe Journal of Clinical Endocrinology & Metabolismに発表しているのものくらいです。
もっとも、私は不眠の専門家ではありませんので、昔から研究されてきたのかもしれませんが。
普通、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)とそれによって副腎皮質から分泌されるコルチゾールは午前中に多く分泌され、人間の活動を活発にさせる働きをします。そして、徐々に少なくなり、夜間、眠りにつくころには少なくなっています。ところが、不眠症の人の中には、これが夜になっても高いままの人がいるのです。すると、興奮して眠りにつけないのです。
セディトールはこの視床下部―脳下垂体―副腎のホルモン分泌系システムを正常化することによって、自然な睡眠を促すのです。「セディトール」あるいは「seditol」で検索してください。
- ビタミンD 1000~2000IU/日
これの不眠に対する直接的効果は確かめられていません。
しかし、カルシウムの吸収をよくしますので、カルシウムの沈静作用が役立っているのではないかと推測されます。また、同じ理屈で、マグネシウム(250mg/日)も足されたらいいでしょう。
太陽のさんさんと降り注ぐ熱帯には不眠症の人は少ない。ビタミンDは紫外線により皮膚でコレステロールから生成されます。つまり、熱帯にはビタミンD欠乏症の人はまれです。不眠症にはsublingualタイプのものがいいでしょう。「Sublingual Vitamin D」で検索してください。
- GABA 125~250mg 就寝前
(毎日とると耐性ができやすいので、週に5日までにしてください。つまり、週に2日はとらない日をつくるように)
GABA(ガンマアミノ酪酸)は神経伝達物質の一つですが、神経を興奮させるのではなく抑制的に働くことが多いので、精神を安らかにする働きがあります。
発芽玄米などに多く含まれており、それが健康食品として販売されています。
また、カプセルに詰められてサプリメントとしても市場に出回っています。しかし、経口的に摂取したからといって、脳の中にすぐに取り込まれるかどうかは、今のところ疑問視されています。
つまり、血液脳関門によって、脳の中にすぐには入っていけないようにブロックされているというのです。しかし、それでも実際に経口的に服用すると、確かに効果はあります。ぜひ、上記のビタミンDといっしょにとってください。
- メラトニン 2~10mg 就寝前に
メラトニンは脳の奥深いところにある松果体という場所から分泌されるホルモンです。若返りのホルモンとして、一時はもてはやされたことがありました。若いころには十分、分泌されているのですが、年齢とともに少なくなってきます。
メラトニンは不眠症に対しては、どうしても耐性、つまり慣れが生じやすく、毎日服用している不眠症には効かなくなることがあります。ですから、週に2~3日服用し、他の日は、他のハーブ類などで代用することです。
また、同じメラトニンでも、セレンと亜鉛が足されたものがあります。普通のメラトニンで効きが悪くなったら、これに変えてみてもいいでしょう。ただし、肝炎の既往のある人は、亜鉛を摂り続けることは、肝臓に良くないので、このタイプのメラトニンはすすめられません。
それと、最初から、メラトニンがまったく効かない患者さんも、けっこうおられます。巷でもてはやされているほど、不眠症には効かないというのが現実です。しかし、抗酸化剤としてはたいへんに優れています。私は個人的に、ときどき、就寝前に、抗酸化剤として0.1mg服用することがあります。
- プロゲステロン・クリーム
睡眠薬、睡眠誘導剤系の薬を服用しても、まったく眠れない場合、心療内科や精神科で単に精神や脳のことばかりを考えるより、ホルモンバランスの変調を考えた方がいいことがあります。
特に、40代以降に始まる不眠症には、更年期障害(女性も男性も)、つまり、体内の特に性ホルモンのアンバランスによっておこるものもあります。
また、その治療に使われる擬似性ホルモン(化学的エストロゲン、化学的プロゲステロン、化学的テストステロン)の副作用によって不眠がいっそう悪化する場合がよくあるのです。
このホルモンバランスを検査するには、尿を一日溜めて、検査するのが正確なのですが、それには医者の世話にならなければいけません。
しかし、唾液による検査も可能で、しかも自宅でできます。http://www.zrtlab.com/ を開けてください(ただし、英語のみ)。
アメリカから唾液によるホルモン検査のキットが送られてきます。
ホルモンバランスに異常のある場合、男女とも、プロゲステロン・クリームだけで不眠が治ります。
またプロゲステロンそのものにも、睡眠を促す作用があります。女性は妊娠すると強い眠気を感じることが多いのですが、それはプロゲステロンの作用も大きく影響しているからです。
ここに述べたことは、あくまで一般的な参考としての情報であり、読者が医学知識を増やすための自習の助けになるものであり、それを越えるものではありません。
また、ご自分の症状を正確に把握せず、ここに書かれてあるサプリメントをとったり、治療法を行い、症状が悪化しても、いっさい責任はとれません。

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