5-5)更年期障害

女性の成熟期から老年期にかけて特に卵巣機能が低下し、やがて生理が止まります。その前後には、のぼせ、顔面紅潮、発汗、不眠、イライラ、頭痛、性交痛、腰痛、肩こりなどの不定愁訴がおこりがちです。

「お血(おけつ)」という言葉を最も使うのは産婦人科の医者です。日本で漢方薬が最も使われるのは産婦人科領域です。

つまり、更年期障害には漢方や韓方医学的アプローチが非常に有効なのです。血の汚れを取る、瀉血ほど更年期障害に即効性のある治療はまずないでしょう。

最近、積極的にHRT(Hormone Replacement Therapy:ホルモン補充療法)をすすめる医者が多くなってきました。

しかし、医者がすすめるHRT(ホルモン補充療法)に絶対に飛びついてはいけません。普通、日本で処方されるHRTのための薬は商品名がプレマリンというエストロゲンです。

しかし、これは妊娠した馬の尿からつくった、似非ヒト女性ホルモンであり、非常に副作用が多いのです。一年以上摂ると、子宮体癌の発生率が14%も高まると言われています。

そこで、プレマリンにプロゲステロンを補うことによって、子宮体癌の発生を防ごうとするのですが、これもまた、自然な形のプロゲステロンではない擬似プロゲステロンであり、今度は乳癌の発生率が高まってしまいます(肺癌の発生率も2倍になります)。

こうなると、癌の危険性と、更年期や更年期以降に生じる様々な症状緩和とのバーター取引になってしまいます。

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