
α-リポ酸、ビタミンC、ビタミンE、セレン、CoQ10の5つは毎日、一緒にとられることをおすすめします。5つなので、抗酸化クインテット(五重奏)とします。
1日、α-リポ酸は300ミリグラム、ビタミンCは3000ミリグラム、ビタミンEは400単位(あるいは400ミリグラム)、セレンは50マイクログラム、セレンは英語のままセレニウムと呼ばれていることもあります。
最近やっとCoQ10の重要性が認識されるようになって、日本でもサプリメントとして薬局で売られています。数種類ありますが、同じミリグラム数が表示されていても、製品によって細胞にどれくらい吸収されるかかなり差がありますので注意して下さい。またインターネットでも個人輸入は簡単にできますし、安くなります。
| α-リポ酸 | 300ミリグラム |
| ビタミンC | 3000ミリグラム |
| ビタミンE | 400単位 |
| セレン | 50マイクログラム |
| CoQ10 | 50ミリグラム |
できれば1日2回に分けて服用。
ビタミンEはアルファトコフェノールだけのものではなく、トコトリエノールも入っているミックスタイプのものにしてください。
また、CoQ10は、人体のエネルギー生産工場にあたるミトコンドリアを活性酸素から守ってくれるという素晴らしい働きをしてくれます。酸素の燃焼はミトコンドリア内で行なわれます。
したがってミトコンドリアが最も活性酸素の攻撃をうけやすく、特に年令が高くなればなるほど、その損傷は激しいといわれます。是非とってほしいものです。1日50ミリグラムといわず、その2倍~4倍の100~200ミリグラムをとると活力がわいてくるのを自覚できるはずです。
もちろん、そのくらい毎日とってもかまいません。特に心臓の弱い人、血圧の高い人は積極的に補って下さい。また、コレステロールを下げるスタチン系の薬を服用されている人は、必ずこのCoQ10を補ってください。その理由は、「症状別サプリメント・クリニック」の高脂血症のところをお読み下さい。
*カルニチン、アセチル-L-カルニチン(ALC)
カルニチンはリジンとメチオニンから肝臓で合成され、骨格筋、心筋に非常に多く存在します。脂肪代謝の補因子として働き、脂肪を燃焼させ、ATPの産生に深くかかわっています。加齢とともに減少し、50代になれば日に100ミリグラムは積極的に補ったほうがいいとされます。
マトン30グラム、牛肉100グラム、赤貝100グラムにこれだけの量が含まれていますが、毎日、食べるわけにはいきませんから、サプリメントから補うことになります。体脂肪を燃焼させますので、痩身のサプリメントとして売られていることが多いようです。
この抗酸化クインテットのα-リポ酸とCoQ10、さらにビタミンB1も一緒に摂れば、より効果的です。
スーパーにあふれているインスタント食品や加工食品には、大量の脂肪が隠れています。一見すると油ぎっておらず、食べても、べとべと感がないので、気づかないのですが、うまみを出すためにひっそりと油が使われているのです。したがって、現代人はどうしてもカロリー摂取過多になりがちなのです。そういう脂肪対策にはカルニチンはいいでしょう。
アセチル-L-カルニチン(ALC)は体内でカルニチンから代謝されてきます。血液脳関門を通過し脳に入りますから、特に脳に重要です。脳細胞のミトコンドリアに蓄積した老廃物を除去してくれますので、これが不足すると脳細胞は壊れやすくなります。
アルツハイマー病の予防に効果があるという研究も見受けられます。また「うつ」にも効果があるようです。うつ傾向のある60才~80才の60人を対象に、日に3グラムのALCを与えるグループと、プラセーボ(偽薬)を与えるグループに分けて治験したところ、ALCを与えたグループには症状の際立った改善が見られたという研究があります。
特に「老人性うつ病」という実に曖昧な診断を受けた人は、副作用の多い抗うつ剤を服用する前に、是非、ALCを試すべきです。インターネットで検索すれば、簡単に購入できます。
ここに述べたことは、あくまで一般的な参考としての情報であり、読者が医学知識を増やすための自習の助けになるものであり、それを越えるものではありません。
また、ご自分の症状を正確に把握せず、ここに書かれてあるサプリメントをとったり、治療法を行い、症状が悪化しても、いっさい責任はとれません。