
私のクリニックでは以上に述べたことをすべて考慮して、若返り治療を行います。
完全予約制なので、私がお会いするまでに、詳細な質問表が送られます。それからお会いして、その質問の回答をもとにして、さらに30分~1時間の問診がなされます。
過去の健康状態、家族の病気、住まいの環境、具体的にどのような仕事をなさっているか、あるいはなさってきたかなど、非常に細かく聞きます。あまりにも微に入り細をうがつ質問なので、5分診療に慣れてしまっている患者さんは、うっとうしく感じられる方もおられるくらいです。
しかし、こういった問診は医療の原点なのです。この時点で、患者さんがかかえておられる、およそ8割の問題点がわかるといっても過言ではないでしょう。もし医薬品やビタミン、ミネラル類を服用されている場合、当然、持参していただきます。
また、必要と判断された場合は、唾液による性ホルモンやステロイドホルモンの検査を事前に行ってもらいます。
そういった入念な問診とチェックを行ったうえに、各個人にあったビタミン、ミネラル、アミノ酸の点滴を行い、さらにドイツ製の牛の胸腺エキス、スイス製の免疫調整剤など注射します。
また、どんな治療にも、まず、体内にたまっている有害物質を解毒することが非常に大切なので、最近は温泉や瀉血を利用する若返り治療を積極的に行っています。その具体例を書いておきましょう。まず、温泉です。
最初、α-リポ酸、グルタチオンを主成分とした解毒注射を行います。α-リポ酸やグルタチオンは肝臓の働きを高め、体内に蓄積された不必要で有害な化学物質を無毒化します。それから、お湯に入ってもらいます。
しかし、ばくぜんとお湯につかるだけではいけません。腰湯1分(あるいは2分)、肩までが1分(あるいは2分)。これを3回~5回。3分休憩で、このサイクルを4回~6回と繰返してもらいます。
ちょっとみると、ずいぶん楽な入り方のように見えますが、最後の方になると、これが大変な運動量であることがわかるのです。途中で、脱落される方もけっこうおられます。ちなみに、5分のウオーキングで消費されるカロリーは6.6キロカロリー、縄跳びが16.6キロカロリー、温泉は15.2キロカロリーです。
つまり、温泉に5分つかるということは、縄跳びを5分することと、ほぼ同じなのです。それによって、大量の汗を出し、解毒を行っているのです。
皮膚は一般成人で1.6平方メートル、重さ3キロ、皮下組織を入れると9キロあまりの巨大な器官です。皮膚は人体を外界から保護する役目とともに、体内に蓄積された有害物質を汗とともに外に排泄するという大切な役割を果たしています。それは、腎臓の働きにも似ているのです。
以上が一日目です。つまり、最初は徹底的に解毒中心なのです。実に不思議なことなのですが、現代医療は、治療の一環として最も大切な一つである解毒についてはまるで無頓着で、また医学教育でも何も教えないのです。
ひたすら薬を与えるだけで、あとはせいぜい外科で切り取るのみです。現代医学は「出すことを忘れた医学」といってもいいくらい、かたよった医学なのです。
二日目の午前中にまた、お湯につかっていだたきます。そして、お昼から、ビタミン、アミノ酸を点滴し、ドイツ製やスイス製の若返りを促す注射を行います。そして、数時間休憩していただき、解散です。一泊二日の手ごろな健康管理と若返り治療です。
次は瀉血を中心とした若返り治療です。
最近、ヒト成長ホルモンやDHEA、プレグネノロンといったホルモンを使って、若返り治療を行うクリニックが増えてきました。そして、そういうクリニックでは、どこもかしこも、お決まりのようにEDTA(エチレンジアミン四酢酸)を使ったキレート療法を勧めています。
しかし、EDTAを使う解毒は、かなり慎重に行わなければ腎臓に負担がかかるのです。アメリカではやっていますが、このキレーション療法を行うには、それなりの研修を受ける必要があるのです。
ところが、日本のアンチ・エイジングのクリニックでは、しっかりとした研修も受けていないドクターたちが行っていることが多いのです。無思慮にEDTAを使ったキレーション療法を行うと、心・血管系の病気を突然に誘発することすらあるのです。
また、週に1度、20回~30回、通院して行いますので、時間と費用がかかります。
しかし、適切な瀉血は半年か1年に一度でよく、EDTAを使うキレーションよりはるかに効率がよく、しかも安全なのです。何の副作用もありません。詳しいことは、瀉血療法のところをお読みいただけばよくおわかりになると思いますが、簡単に述べておきます。
「お血」という言葉を聞かれた人はおられるでしょうか?
血液がどろどろとし、濁り、さらさらと流れない滞った状態をいいます。非常に感覚的な表現で申し訳なく、先日、現代医学一本やりの若い内科医と話したところ、「サラサラとした血液」とか、逆に「汚いお血」とか、そういう非医学的な言葉を使ってもらっては困ると非難されました。
この先生は、高脂血症にはスタチン系の薬を、狭心症予防にはアスピリンを、血圧が少しでも高ければすぐ降圧剤を、うつっぽければ抗うつ剤という、典型的な国公立病院の勤務医です。
大手薬品会社や厚生労働省が泣いて喜ぶ模範医師です。しかし、つくづく、経験が浅いという感じがぬぐいきれません。
実は私もきたないどろどろとした血なんて、かなり怪しい概念だと思っていたのですが、実際に私も瀉血してもらい、その自分の血を見たとたん、あっ、これが「お血」という、血が滞っている状態なんだと、非常によく理解できたのです。
その後、常日頃の頭重感が綺麗に取れてしまいました。古代からの伝承医学の奥深さは素直に学ぶべきものなのです。
それと、同時にあの若い先生は、副作用の多い現代医薬品ばかりを使い、いったいどれほどの数の患者さんを楽にしてあげたのだろうかという感慨に囚われるのです。
たしかに現代医学書には「お血」という言葉は載っておりません。しかし、西洋で発展した現代医学というものは、世界中に存在する数多くの医学体系のごく一つでしか過ぎないことを忘れてはいけません。
アーユルヴェーダ医学、チベット医学、漢方医学、韓方伝統医学などと世界には優れた医学がいくらでもあるのです。
瀉血は日本でも一昔前は、鍼灸師や整体師が、伝統的な治療として行っていました。しかし、それが法律で禁止されてしまい、医師しか行ってはならないようになったのです。
ところが、さきほどのような若い内科医と同じように、現代の日本の医師は、はなから「お血」というものを無視し、瀉血をバカにし、だれも行いません。そこで、瀉血療法はあたかもエアポケットに落ち込んでしまった状態なのです。
ところが、韓国では韓方医学専門の医師が積極的にこの治療を取り入れています。しかも、そこでは鍼灸のいわゆる「気」の流れも考慮した部位から行うので、効果が倍増するのです。
そういうわけで、1ヶ月~2ヶ月に一度、韓国のプサンにある韓方伝統医学専門病院に患者さんをお連れし、瀉血による実に効率的な解毒を受けてもらいながら、若返りの治療を行っています。
特にリウマチ、高血圧、前立腺肥大、癌(初期)など、すでにかなり深刻な病気をかかえている人にも適しています。普通、私が同伴して、三泊四日の日程で行います。
以上、温泉や瀉血を利用した若返りのツアーにご興味のある方は、電話かメイルでお問い合わせ下さい。
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