
アトピー患者さんには頭皮のかゆみを訴える人がけっこうおられます。ステロイドの入ったローションでかゆみはおさまりますが、ステロイド使用がいやな人が多いので、どうしたらいいかとよく相談されます。
ステロイドを使っても悪影響はほとんどないのですが、それを説明しても、頑固に拒否する患者さんがおられます。
そういう場合、「うりずん」や純石けんで洗髪したあと、1%~2%のホウ酸のリンスを使われるといいでしょう(もとより、こういうリンスは売られていませんが、ホウ酸は薬局で簡単に入手できますから、薬剤師と相談して、どのくらいの割合でつくれば良いかたずねてください)。
しかし、それは頭皮にあきらかに湿疹ができているときで、それをできにくくする作用があるだけで、かゆみそのものを取る力はあまりありません。
また、ユーカリエキスが入ったシャンプーが効くこともたまにあります。
そこで、2週間ほど抗生物質を服用してもらうことがあります。よほどステロイドに対する嫌悪が一般化しているらしく、頭皮にステロイド外用剤を塗るより、抗生物質を内服するほうを患者さんは選ばれるのです。
けっこう効くことがあります。しかし、ニキビのところで述べたように、抗生物質を長期間にわたり使うことは、非常に好ましくありません。
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