ドクター牧瀬のアトピー性皮膚炎完治療法ガイド

若いアトピー患者さんにいっておかねばならないことがあります。それは職業を選ぶときに十分に注意して下さいということです。

美容師、理容師、調理師、看護師、介護師、エステテシャン、保育士、といった仕事はよしたほうが賢明です。これらの職業に共通するのは水をあつかうことです。保育士も幼年組をうけもつと、おしめの取り替えに頻繁に水を使います。

そのため、アトピー体質の人は手がやられるのです。

15才くらいでいったんアトピーがきれいによくなり、その後7~8年調子よくいき、アトピーのことなどほとんど忘れてしまい、今あげた仕事について、2~3年して、突然手にひどい湿疹、あかぎれがでることがおうおうにしてあるのです。それを治すには、その仕事を止める以外にありません。

これらの仕事につこうと思えばそれなりに資格が必要で、最低3年はかかります。必ず手がやられるとはいいませんが、その可能性は非常に大きいことを忘れてはいけません。したがって、初めからリスクは避けるべきでしょう。

また、クリーニング屋はたいへんに暑い環境で働くため、汗で悪化します。それに、獣医、トリマーもいけません。ペットはアレルゲンのかたまりです。また、機械工や自動車整備士。知らないあいだに、蒸発した重油を吸っています。そういった意味からガソリンスタンドで働くこともよくありません。

また、長距離トラックの運転手。どうしても排気ガスを吸ってしまいます。

意外なようですが、ステュワーデスとパイロット。特に国際線はいけません。

時差で体内時計が狂い、アトピーが良くならないのです。華々しく見えますが、内情は実に苛酷な仕事です。しょっちゅう海外へ出かけられるからいいように思われがちですが、仕事として月に何度も行くのは、それはそれはたいへんな重労働です。

ぼくは1ヵ月に1度、研究や、患者さんを連れて「癒しツアー」のために海外にでかけますが、それでもいいかげんにいやになってきます。

海外旅行はファーストクラスかせめてビジネスクラスに乗り、年に2、3度、ゆったりと時間と金を持って遊びに行くものなのです。

ぼくは結婚前の女性によくいうのですが、だんなを選ぶときは、髪が薄い、太り過ぎ、低身長、(ハゲ、デブ、チビ-- 差別用語なんですか?)いっさい関係なし、とにかく金持ちで、心の優しい人を選びなさい。

半年もたてば、そんな見てくれなんてどうでもよくなります。心が優しいだけでは、現実には何もしてもらえません。いい治療を受けようと思えば、お金が必要です。しかし、お金があっても心が優しくなければ、これも何もしてもらえません。

つまり、ふところと心の豊かな人を選びなさい。くれぐれも、外見にこだわってはいけません、と。

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