
月桃加工食品(JIPNAG Ginger®)、腸溶性ラクトフェリン、β-グルカン、瀉血、乾癬用軟膏
これらのサプリメントはあくまで一般化したもので、個々の症状によって違ってきます。したがって、これらのサプリメントを摂られる前に、Dr.牧瀬にメイルを送り(dr@drmakise.com)、量や種類をきいてください。粗悪な製品のサプリメントの摂取、摂取不足、過剰摂取はかえって身体に悪影響をおよぼし、完治を妨げる結果になることが多々あります。
湿疹が大きくなれば、どんなヤブ医者でも見分けがつきますが、初めのごく小さなときは、ときどき誤診されます。特に頭髪の生え際、お尻の割れ目、両肘といった箇所にでき始めやすいのです。子供にはほとんどありません。ある日突然、これといった思い当たる理由なく発症してきます。
しかし、詳しく問診すると、何か大きなストレスがかかる体験をしたあとに、気がついてみたら発症していたというケースがけっこうあります。男女とも同じ発生率ですが、国によっては男性が多いところもあります。
日本では皮膚科外来患者さんの100人に2~3人の割合(一般人口1000人中2~3人)ですが、肉食をする欧米では、一般人口100人に2~3人の割合です。そうです、人口100人に2~3人とはたいへんな数なのです。明治以前、文明開化の足音が聞こえる前は、日本人には乾癬なる病気は存在していませんでした。なぜなら肉食をしなかったからです。現在でも欧米と比べれば非常に少ないのです。
したがって欧米の皮膚科で一番問題なのはこの乾癬(かんせん)です。日本で普通の人に、乾癬といっても何のことか理解されませんが、むこうでは乾癬(英語でも、ドイツ語でも、フランス語でも、Psoriasis)といえば、ちょうど日本のアトピーと同じようにだれでもわかってくれます。治療はむつかしいのが現状です。ただ命はとりませんし、痛みもないのがすくいです。
しかし、関節炎などを伴う乾癬は悪性ですから注意してください。そういう場合は胸部レントゲンも撮ってもらいましょう。
ごくまれですが、肺線維症を合併することがあるからです。
普通、症状がひどくなると、免疫抑制剤(MTX、シクロスポリン)やビタミンAの誘導体であるエトレチナート(商品名:チガソン。催奇形性があるので、これを処方されるときは同意書まで要求されます)、といった、たいへん副作用の多い薬が処方されます。軟膏はもちろんステロイドや、ビタミンD3の誘導体であるカルシポトリオール(商品名:ドボネックス)、タカルシトール(商品名:ボンアルファ)などです。PUVAなどの紫外線療法も試みられます。
最近は、免疫学的な研究が非常にすすんできており、真皮に存在する樹状細胞の一つ、TIP-DCが、インターロイキンのIL-23を産生し、そのIL-23によってTh17細胞の生存・維持が誘導され、さらにTh17細胞がIL-22とIL-17を産生して、表皮のケラチノサイトの増殖や炎症反応を高め、乾癬がおこることまでつきつめられています。したがって、抗TNF-α抗体アダリブマブ(ヒュミラ) を筆頭にさまざまな生物製剤が使い始められました。
しかし、これらの生物製剤はかなり高額であることと、人によっては非常にきつい副作用が出るという欠点があります。
しかし、初期の段階であれば、こういった生物製剤、MTX、サイクロスポリン、エトレチナートなども使わず、肉食を止め(獣肉を食べなかった100年前の日本人にはこの病気はなかったのです)、適切なサプリメントと私のクリニックでつくっている乾癬用の軟膏で十分に治ります。
また、乾癬の中でもとくに重症で、特定疾患に指定されている膿胞性乾癬ですら、生物製剤、免疫抑制剤、経口ステロイド剤を使わずにコントロールすることができます。(乾癬の一種である滴状乾癬にはビオチンが効きます。) しかし、病院はそういう高額な薬を使わなければ、経営が成り立っていかないのです。
月桃サプリメント JIPNAG Ginger® 20~30錠/日:月桃の一つの際立った作用として、解毒作用があります。まず、便通がよくなるのです。そして、体内の有害物質を排出させる作用が強いらしく、たいていの場合、1週間~1ヶ月ほど、一時的な症状の悪化現象が見られます。それが、患者さんにとっては不安で、よく質問してこられます。もともとの症状がひどい患者さんほど、その傾向が顕著です。しかし、心配はいりません。その、一時的な悪化時期をこえると、非常に改善のスピードがアップします。日に20~30錠服用すると、お通じがよくなりすぎて、下痢をするという人もおられます。そのときは、服用量を減らし、徐々に増やすようにすれば、問題はありません。
β-グルカンJIPANG Kinoko® 1000mg~2000mg/日:メシマコブの菌糸体です。大量のβ-グルカンとポリフェノールを含み、またビタミンDも含んでいます。免疫系の調整に効果があります。
腸溶性ラクトフェリン:これは多くとればとるほどいいのですが(生後、4、5日まで、赤ちゃんは毎日7000mgも母乳からとっています)、経済的な問題があります。それでも、最低800mg/日はとるべきです。これも免疫系の調整に非常に有効です。
その他、セレン(200~400μg)、フラックスシードオイル(2000mg)、マグネシウム(200mg) なども足すべきです。
それと瀉血が効果があります。ただ、乾癬のために瀉血を行ってくれる病院がないのが問題です。瀉血が単なる迷信に近い、愚かな療法だという考えが、最近は改められてきており、特にC型肝炎には、大学病院でも行うようになってきました。しかし、「乾癬に瀉血」などは、大学病院皮膚科では最初から頭から否定されます。実に、旧態依然としており、進歩がないのです。ですから、乾癬を彼らは治せないのです。
以上の月桃、β-グルカン(メシマコブ菌糸体)、腸溶性ラクトフェリンの組み合わせなど、普通、大学病院の皮膚科など、絶対に投与しません。
しかし、発症から5年以内の、それほど全身に広がっていない、乾癬であれば完治できるのです。
ただし、発症、5年以上たち、慢性化し、体全体の皮膚が硬くなってしまったり、全身が紅潮した状態までになってしまった場合、この3つのサプリメントと瀉血だけではうまくいきません。もっと工夫がいります。肝機能を改善するサプリメントなども必要となってきます。
乾癬用の軟膏としてはステロイド剤配合のものや、ビタミンD3配合のものが普通の病院ではよく処方されます。しかし、あくまで対症療法にすぎず、根治にはつながりません。そして、そのわりには、副作用が多いのです。同じく対症療法に過ぎないのですが、私のクリニックでつくっている独自の乾癬用軟膏は、もっと効果的です。サンホワイトP-1という非常に純度の高いワセリンを基材にして、そこに遠赤外線を発する数種類の石のパウダーやハーブエキスを混ぜてつくっています。極めて効果があります。
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